全身をまとめる見えないネットワーク ⚡生体電流⚡という存在とは ?

気付けば季節はもう 12 月。
冬の澄んだ空気が街を包み、静けさのなかで新しい年を迎える準備が自然と整い始める頃となりました。
みなさま、お変わりなくお過ごしでしょうか。
京都吉祥の高橋です。
近頃は冷え込みが急に強まり、京都市ではインフルエンザ警報も継続しています。
小中学校では学級閉鎖が相次ぎ、ご家族の体調管理にいつも以上に注意を払われている方も多いかと思います。
冬は気温だけでなく湿度も大きく低下し、
・皮膚の乾燥(角質層の水分低下)
・口腔内乾燥(唾液分泌・粘膜水分の低下)
・静電気の増加(空気抵抗・帯電量の増加)
といった変化が目立ちます。
こうした外的環境の変化は、不快感だけでなく、
体内で常時働いている「生体電流(bioelectrical activity)」 にも影響を及ぼす可能性が指摘されています。
今回は、この生体電流について少し深く、わかりやすくお届けいたします。
目次
- ○ 生体電流とは?〜身体を統合する「電気生理学的ネットワーク」〜🌌
- ○ 生体電流が乱れると何が起こるのか?🤔
- ○ CS60施術と「電位バランスの調整」🌐
- ○ 冬を健やかに過ごすための“電気生理的セルフケア”🍀
生体電流とは?〜身体を統合する「電気生理学的ネットワーク」〜🌌
生体電流とは、細胞膜を挟んで形成されるイオン濃度勾配と膜電位差に基づく電気的活動の総称です。
人体の細胞は、ナトリウム(Na⁺)、カリウム(K⁺)、カルシウム(Ca²⁺)、塩化物イオン(Cl⁻)などのイオン分布により、通常 –70 mV 前後の静止膜電位を維持しています。
この膜電位は、
・Na⁺/K⁺-ATPase(ナトリウム・カリウムポンプ)
・電位依存性ナトリウムチャネル・カリウムチャネル
・カルシウムチャネル(L型・T型など)
といったイオンチャネル群の協働によって精密に制御されています。
● 活動電位(Action Potential)のフェーズ
細胞が興奮すると、以下のような電気的変化が連続して起こります。
・脱分極(Depolarization)→ Na⁺チャネルが開き電位が急上昇
・再分極(Repolarization)→ K⁺チャネルが開いて電位が下降
・過分極(Hyperpolarization)→ 一時的に静止電位より低下
・静止電位へ復帰→ この一連の変化が、神経・筋・心臓などの機能を支えています。
● 生体電流が関わる主な生理機能
・神経伝達(活動電位の発生と軸索伝導)
・筋収縮(興奮収縮連関:カルシウムイオンによる制御)
・心拍調整(洞房結節のIf電流、カリウム電流など)
・創傷治癒(電気走性/electrotaxis)
損傷部位には「損傷電流」が発生し、細胞がその電場に沿って移動するとされる
このように、生体電流は身体機能の“指揮系統”ともいえる根源的な仕組みです。
生体電流が乱れると何が起こるのか?🤔
冬季の乾燥、静電気、ストレス、睡眠不足、代謝低下などが重なると、
細胞膜の電位差やイオンチャネルの働きに微細な乱れが生じることがあります。
その結果考えられる変化には、
● 神経伝達の効率低下
活動電位の発生閾値が変動し、痛み・しびれ・違和感などが生じやすくなる。
● 筋緊張の持続
Ca²⁺シグナルの乱れによって筋収縮と弛緩のリズムが崩れ、肩こり・首こり・背中の張りなどが起こりやすくなる。
● 自律神経の不均衡
膜電位の変化は迷走神経系・交感神経系のバランスにも影響すると考えられており、睡眠の質低下、呼吸の浅さ、冷えなどに関連することもある。
● 組織修復の遅延
電気走性(electrotaxis)が低下すると、細胞が損傷部位に適切に集まりにくくなる可能性がある。
つまり、生体電流は身体の“土台”であり、
そのバランスが乱れると多方面に影響が出やすくなるのです。
CS60施術と「電位バランスの調整」🌐
当店で導入している CS60施術 は、体表面に蓄積した電荷の偏りを調整し、
身体の電気的環境(電位勾配)を整えることを目的とした手技 です。
冬は静電気が特に蓄積しやすく、体表が一時的に正帯電傾向になることで、
細胞膜の電位バランスにも影響する可能性があります。
CS60によって余分な電荷が散逸し、電位環境が整うことで、
・神経伝達の円滑化
・筋緊張・こわばりの緩和
・自律神経系の安定化
・組織の回復や血流改善のサポート
といった変化を感じる方も多くいらっしゃいます。
冬を健やかに過ごすための“電気生理的セルフケア”🍀
冬は特に生体電流に影響が出やすいため、次のような日常ケアが重要になります。
・室内湿度の調整(40–60%)にするための加湿
・こまめな水分補給による体液バランス維持
・ゆるやかなストレッチで筋紡錘・腱紡錘への電気刺激を整える
・保湿で皮膚バリアを保持し、外部電荷の偏りを防止
・深い呼吸や睡眠で自律神経を整える
こうした小さな積み重ねが、生体電流と身体機能全体を安定させる助けになります。
どうか心身の電気的リズムが穏やかに整い、健やかな状態で新しい年を迎えられますように。
私たちも引き続き、みなさまの健康を誠心誠意サポートしてまいります。
